2016年6月16日木曜日

NFS RivalsをオンボードPCで動かす

2年前に発売された「ニード・フォー・スピード ライバルズ」。Frostbite3が複雑な処理を行っているためか、そもそもグラフィック設定があまり機能していないのか、最新作の2015と肩を並べる程重い。Ghost GamesのプロデューサーはPC版が一番最適化していると発言していたが、オンボードPC(HD Graphics 4600)では重すぎてまともに遊べなかった。

というわけで、今回はライバルズが低スペックのPCでも遊べる方法を今更ながら紹介する。既に海外サイトや2chで何度も紹介されているが、折角なのでここに情報をまとめておきたい。(nfs rivals low specs等のキーワードで検索すると出てきます)

まず第一に確認するのは、ゲーム内のグラフィック設定。これを調整して動くのであれば何も問題ないが、このソフトではあまり細かい設定ができず(オブジェクトの量を変えられない、解像度の調整幅が狭い、そもそも設定できる項目が少ない等)、ゲーム内の設定だけではPCの性能に合わせきれないこともある。

そこで、今度は設定ファイルを直接弄って高速化を試みる。
C:/Users/user name/Documents/Ghost Games/Need for Speed(TM) Rivals/settings
と進み、"PROFILEOPTIONS_profile"ファイルをワードパッドやメモ帳で開く。
そしてGstRender.の"MeshQuality","TerrainQuality","UndergrowthQuality"に続く数値を0に変更。
Ctrl+Sで保存したら、あとは通常通りライバルズを起動する。

これでもまだ重い場合はゲーム画面の解像度を下げる必要がある。ゲーム内設定では1024×768までしか対応していないため、ウィンドウ調整ソフトを用いるか、マウスカーソルを使って(Alt+Tabキーを押している間はマウスカーソルが表示される)直接ウィンドウを縮小するとよい。勿論この方法はフルスクリーン表示には適用できない。

この2つを調整することで、私の環境でも30fpsを維持できるようになった。モーションブラー以外は全て0に設定、更に解像度を978×578(ウィンドウ枠有り。ボーダーレスなら960×540)まで落とすことで、オンライン時でも快適にプレイできている。スペックの問題で起動を躊躇っていた、もしくは購入を見送っていた方は、是非もう一度このソフトへ手を伸ばして欲しい。

(現在の設定ファイルの中身です。3つほど元々無い項目を追加してみましたが、私の環境では変化がありませんでした)
GstAudio.Dynamics 0.500000
GstAudio.MusicVolume 8.000000
GstAudio.Playlist -1
GstAudio.ShuffleMusic 0
GstAudio.SoundEffectVolume 8.000000
GstAudio.Speakers 0
GstAudio.SpeechVolume 8.000000
GstAudio.VoiceChatDevice 0
GstAudio.VoiceOutputDevice 0
GstAudio.VoipEnabled 1
GstRender.AmbientOcclusion 0
GstRender.AntiAliasingPost 0 *
GstRender.Brightness 0.650000
GstRender.EffectsQuality 0
GstRender.Enlighten 0 *
GstRender.FullscreenEnabled 0
GstRender.HeadlightShadowsEnabled 0
GstRender.MeshQuality 0
GstRender.MotionBlurEnabled 1
GstRender.ReflectionQuality 0
GstRender.ResolutionHeight 768
GstRender.ResolutionHertz 30 *
GstRender.ResolutionWidth 1024
GstRender.ScreenSafeAreaHasBeenSet 1
GstRender.ScreenSafeAreaHeight 0.900000
GstRender.ScreenSafeAreaWidth 0.900000
GstRender.ShadowQuality 0
GstRender.TerrainQuality 0
GstRender.TextureQuality 0
GstRender.UndergrowthQuality 0
*...追加した項目
(ゲームの音が小さかったため、Audio部分の数値を上げています)




~おまけ~
コマンドラインの引数またはゲームのショートカットに以下を入力する。
-Render.ResolutionScale 0.8(0.5まで可能だが、文字がまともに読めなくなる)
-GameTime.MaxSimFps 18 *
-GameTime.ForceSimRate 18 *

*突然車が吹っ飛んだあと操作不能になる謎の現象が発生する。開始数分で起こるためまともに遊べない

1つめは内部解像度を指定の倍数に下げるコマンド。画質は落ちるものの、処理はそこそこ軽くできる。最低で0.5倍、最大で2.0倍。
2つめはfpsの上限を決定するコマンド。処理が重い場合は更に下げることも可能。3つめのコードと併せて使うことで、60fps化も出来る。
3つめはゲームの速度を決めるコマンド。2つめのコードと同じにしないと動作がおかしくなる。

これらを試してもなお重い場合は、あきらめてPCを買い換えるしかないかも。開発スタッフは既に2017年の次々回作(既に発表有り。サブタイトルはPaybackに決まりました)を制作しているとのことなので、今後ライバルズにパッチが出る可能性は非常に低いと思われる。

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